AMDグラフィックボードのファンを自動制御する

夏が近づくと出てくるトラブルがPCの温度上昇である
基本的に温度が上昇してもCPUやGPUがクロックを下げることで、温度上昇を抑制してくれるが
それは性能に制限がかかるということであり、そもそも温度上昇は故障の原因なので是非とも回避したい

ファン制御アプリは有名なfancontrolが存在するが、知る限りでは制御時に参照する温度は1つで
しかも個別に制御することが出来ない
なのでCPU温度はfancontrolに任せておき、グラフィックボードのファン制御は別のアプリで行うことにした

使用するアプリケーションはamdgpu-fan AURからインストールが出来る
インストール(もしくは起動)すると/etc/amdgpu-fan.ymlに設定ファイルが作成されるので、これを管理者権限で編集する

開くと
speed_matrix:
- [0, 0]
- [40, 30]
- [60, 50]
- [80, 100]

とあるが、カンマで区切られた左側が温度、右側がファン速度である
この場合40度では30%のファン速度ということになる

この数字の組は増やすこともできるので、より細かく制御することもできる
保存し終えたあとはサービスが自動起動になっていることを確認し、ベンチマークなどで温度上昇が抑制されるかを試してみればいい

確認
 sudo systemctl status amdgpu-fan
自動起動の有効化
 sudo systemctl enable amdgpu-fan

WebGLによるGPUストレステスト向けサイト
 http://www.fishgl.com/

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