Manjaro Linuxでパッケージのダウンロードが遅い場合の対処法
Manjaro Linuxでpacmanパッケージのダウンロードが遅い
pacmanパッケージのダウンロードを行う際には自動的にミラーサーバからダウンロードが行われるしかし、このミラーが適切に設定されていないとダウンロードに非常に時間がかかる
Manjaro XfceやMateエディションを使用している場合、pacmanのGUIフロントエンドとしてpamacがインストールされており、その設定画面からミラーの設定と更新ができる
ここで更新したミラーサーバの内容は/etc/pacman.d/mirrorlistで確認できる
しかし、ここで取得したにも関わらず知らぬ間にダウンロード速度が遅くなっている場合がある
上記のmirrorlistを確認してみると、日本から遠いミラーに設定されてしまっている
これはGUIフロントエンドのpamacのサービスが定期実行されており、自動的にミラーの更新が行われている事が原因である
サービスの内容は/usr/lib/systemd/system/pamac-mirrorlist.serviceで確認できる
このファイルを上書きすることも出来るが、pamacが更新されると内容も戻ってしまう
そのためドロップインファイルを作成することで適用させる 下記はその方法
まず適当なテキストエディタに上記/usr/lib/systemd/system/pamac-mirrorlist.serviceの内容を貼り付け、その中の
ExecStart=/usr/bin/pacman-mirrors -f8と書かれているところを
ExecStart=/usr/bin/pacman-mirrors --country allに書き換え
そうしたら端末で
sudo systemctl edit pamac-mirrorlist
を実行、するとおそらくnanoで編集が始まるので、上記で書き換えたテキストエディタの内容を貼り付けし書き込みを行う
ちなみにnanoエディタの下部に表示されているショートカットの^はCtrlキーを押すことである
つまり貼り付けの^UはCtrl+U、書き込みの^OはCtrl+Oでそれぞれ実行できる
これで書き換えは完了
現在確認するところpamac-mirrorlistは毎週実行でランダムの遅延があるようので
約2週間後に/etc/pacman.d/mirrorlistを確認し、Japan,China,Taiwanなどが上位にいくつかあれば問題なく適用されているはず
補足
書き換え内容をpacman-mirrors --country allとしたが、ミラーを日本と近辺に限り
pacman-mirrors --country Japan,China,Taiwanと限る方法もあるらしい
しかし日本のみにすると、元々少ない日本のミラーサーバがたまたま同時に落ちた場合に取得先がなくなるので、上のように中国や台湾、ついでにアメリカなどを入れておいたほうが安心
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